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石原燃【太宰治の孫】本名や経歴は?太宰治一族と芥川賞の因縁についても

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第163回「芥川賞」候補に太宰治さんの孫で、作家・津島佑子さんの長女である石原燃さんがノミネートされ、大きな話題になっています。

 

普段は劇作家として活動している石原燃さんですが、本名や経歴が気になりますね。

 

また、「芥川賞」受賞を熱望した太宰治さん、そして娘の津島佑子さんもノミネートはされるものの、芥川賞には縁がありませんでした。

 

今回、親子三代に渡る挑戦になりますが、「太宰治一族と芥川賞の因縁」についてもまとめてみました。

 

 

◆名前:石原 燃(いしはら ねん)

◆本名:津島 香以(つしま かい)

◆生年月日:1972年5月生まれ 48歳(2020年6月現在)

◆出身地:東京都

◆居住地:大阪府

◆最終学歴:武蔵野美術大学建築学科卒業

◆職業:劇作家

 

石原燃さんは、太宰治さんの娘で小説家・津島佑子さんの長女として1972年5月、東京都に生まれました。

 

津島 佑子(つしま ゆうこ)

 

 

 

 

 

 

 

◆本名:津島 里子(つしま さとこ)

◆生年月日:1947年3月30日

◆没年月日:2016年2月18日(68歳没)

◆最終学歴:白百合女子大学英文科卒業

◆職業:小説家

 

 

 

石原燃さんの本名は、津島香以(つしま かい)と言います。

 

母親・津島佑子さんの旧姓が石原だった為、「石原燃」というペンネームで活動しているようです。

 

 

祖父の太宰治さん、母の津島佑子さん、叔母の太田治子さんの3人が作家という「華麗なる作家一族」に生まれた、サラブレッドと言われています。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、石原燃さんは最初から作家だった訳ではなく、武蔵野美術大学建築学科卒業後は30歳過ぎまで、建築系の会社でOLをしていました。

 

そして、35歳になった2007年から「劇団劇作家」に所属し、東京を拠点に他団体への書き下ろしを中心に活動するようになったのです。

 

劇作家として活動を開始した石原燃さんは、早くも頭角を現し、2010年には「フォルモサ」で戯曲賞を受賞しています。

 

 

戯曲賞」とは、日本劇団協議会が主催する「日本の劇」戯曲賞というコンテストで、選ばれた作品は上演されることになっているのです。

 

さすが、「華麗なる作家一族」に生まれたサラブレッドですね。

 

 

元々、東京出身の石原燃さんですが、2011年の夏には大阪に移住し、2012年5月に「劇団劇作家」を退団しました。

 

その後、演劇ユニット燈座(あかりざ)」を立ち上げ、現在は関西を拠点に活動しています。

 

 

主な受賞歴

◆「フォルモサ」       劇団大坂40周年記念戯曲公募 大賞

◆「人の香り」        第18回劇作家協会新人戯曲賞 最終候補

◆「父を葬る」        第24回テアトロ新人戯曲賞 佳作

◆「沈黙」          第22回OMS戯曲賞 最終候補

◆「夢を見る~読み語り版~」 第23回OMS戯曲賞 最終候補

 

石原燃さんは劇作家としても精力的に活動され、様々な賞を受賞されていますね。

 

 

太宰治一族と芥川賞の因縁

太宰治さんが「芥川賞」受賞を懇願していたことは有名な話です。

 

20代の頃、芥川賞選考委員で作家の佐藤春夫さん宛てに3通も書簡を送っています。

 

うち1通は、長さ4メートルの巻紙に毛筆でしたためられていました。

 

「第二回の芥川賞は、私に下さいまするやう、伏して懇願申しあげます」

「佐藤さん、私を忘れないで下さい。私を見殺しにしないで下さい」

 

しかし、書簡を送った甲斐なく「芥川賞」候補に2回ノミネートされましたが、2回とも落選してしまったのです。

 

 

続いて、太宰治さんの娘である津島佑子さんは、「芥川賞」候補に3回もノミネートされました。

■第67回候補「狐を孕む」

■第69回候補「壜のなかの子ども」

■第70回候補「火屋(ほや)」

 

しかしながら、3回とも落選となってしまいました・・・

 

 

そして今回、満を持して石原燃さんの「赤い砂を蹴る」がノミネートされたのです!!

 

 

 

 

 

 

 

赤い砂を蹴る [ 石原 燃 ]

 

親子3代に渡る「宿願」を果たすことができるのか?とても興味がありますね。

 

 

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ツイッターの声

皆さん、「芥川賞」の行方に興味深々ですね。

 

まとめ

第163回「芥川賞」候補に太宰治さんの孫で、作家・津島佑子さんの長女である石原燃さんがノミネートされ大きな話題になっています。

 

普段は、劇作家として活動している石原燃さんは今回、「赤い砂を蹴る」で見事、ノミネートされました。

 

「芥川賞」は太宰治さんが2回、津島佑子さんが3回ノミネートされ、いづれも落選しています。

 

親子三代に渡る「宿願」が果たせるか、とても興味がありますね!