菅総理の総裁任期満了に伴う自民総裁選が「9月17日告示、9月29日投開票」と決まりましたが、各派閥の動きが慌ただしくなってきました。
いち早く岸田文雄氏が出馬を表明しましたが、安倍氏らに支援を要請したところ「頑張って下さい!」と言われるなど、推薦人の20人を集めるのに苦戦しているようです。
また出馬が濃厚だった下村博文氏は、菅総理から「総裁選に出るのなら政調会長を辞任する」ように迫られ、あっけなく出馬を断念したと伝えられています。
そして、最初は出馬する素振りが全く無かった石破茂氏ですが、ここに来て発言内容が少し変わってきたようです。
「菅下し」を企む議員達から担ぎ上げられようとしていますが、今回も再度出馬するのでしょうか?
今後の石破氏の動向がとても気になりますね!
また、石破氏が自民総裁選に出馬すると「反管票」が分かれて菅総理の再選が決まり、それが自民党の大幅議席減につながって下野せざるを得ない状況になる可能性もあります。
今回は、これらのことについてまとめてみました!
目次
【2021自民総裁選】石破氏は出馬するの?立候補で与党下野の可能性に迫る!
石破氏、自民総裁選立候補「よく考える」 現時点は「白紙」 https://t.co/4P3D39wFby
— 中国新聞 (@ChugokuShimbun) August 27, 2021
菅総理の総裁任期満了に伴う自民総裁選が「9月17日告示、9月29日投開票」と決まり派閥の動きが慌ただしくなってきましたね。
いち早く岸田文雄氏が出馬を表明し、推薦人の20人を集めるために走り回っているようです。
また出馬に意欲満々だった下村博文氏は、菅総理から「総裁選に出るのなら政調会長を辞任する」ように迫られ、出馬を断念したと報道されました。
菅総理の強力な対抗馬がいない中、石破茂氏の動向に注目が集まっています。
当初、石破氏は「フルスペックの総裁選をやると政治が止まる。総裁選より臨時国会の開催が重要」と発言していました。
しかし、最近では「お前が出ないでどうするんだという声をここ数日もの凄くいただいている」という発言に変わり、「現時点では全くの白紙」と言っているのです。
石破氏の二枚舌振りには驚かされますが、本当に出馬するのかどうか迫ってみたいと思います。
まずは昨年の検証から・・・
■2020年自民総裁選結果
菅氏 岸田氏 石破氏
議員票 288 79 26
都道府県票 89 10 42
合計 377 89 68
昨年の自民総裁選は菅氏が、二階派、細田派、麻生派など党内5派閥の支援を受けて大勝しましたが、今回も派閥の取りまとめに成功するかは不透明な状況です。
一方、石破氏は前評判は高かったのですが、実際にふたを開けてみると議員票が振るわず最下位の結果でした。
昨年の惨敗の影響で今年は出馬に関心が無いふりをしていましたが、「菅下し」を企む議員達から担ぎ上げられようとしているのです。
また、いち早く出馬を表明した岸田氏が、安倍氏らに支援を断られたことも石破氏にはプラスに働いているのかもしれません。
そして出馬が濃厚だった下村氏が「立候補を断念する意向を所属する細田派の幹部に伝えた」と報道され、ついに「やる気スイッチ」が入ったのでしょうか?
昨年は簡易型の総裁選でしたが、今回はフルスペックの為、党員・党友票は国会議員と同じ383票あることも石破氏には追い風となりますね。
発言がコロコロ変わってきたことから、「石破氏が出馬する可能性は高まってきた!」と言えるでしょう。
一方、菅総理側にも動きがありました!
8月31日、菅総理の自民党総裁選に向けた体制立て直しで二階幹事長の交代を含めて、9月上旬の自民党役員刷新を行うことが決まった。下村政調会長の総裁選出馬辞任に次ぐ強引な菅総理流に見える。このままバラバラになって各派閥自主投票になって良いとおもうのだが。https://t.co/LCPjN17ysU
— 伊波 洋一 (いは よういち) (@ihayoichi) August 31, 2021
菅総理が党役員人事を刷新し、内閣改造を行うというウルトラCです。
「国民からの批判が多い二階幹事長を9月上旬に交代させる」という政策を打ち出してきました。
元々、岸田氏が「二階外し」を企み、勢力を拡大させようとしていただけに「岸田氏潰し」という声も上がっている状況です。
いくら党執行部を代えても、肝心の菅総理が代わらないと支持率が回復しないという声も上がっています。
また、気になる記事を見つけました・・・
【夕刊フジ】コロナ直撃の衆院選“衝撃予測” 自民「70議席減」、自公与党で過半数割れも2021.8.26 https://t.co/v5VcdVhoC4
— ツイッター速報〜BreakingNews (@tweetsoku1) August 26, 2021
■地方票に強い石破氏が総裁選に出馬すると「反菅票」が分かれる
■結果、菅総理が有利となり再選を果たす
■コロナ禍で苦しんでいる無党派層が動き、自民は議席を70も減らす
■自公与党で過半数割れとなり下野する
毎日新聞と社会調査研究センターが8月28日に実施した全国世論調査で初めて支持率が3割を切り、26%という結果でした。
政権維持の危険ラインと言われる30%を切り、まさに危機的状況と言えます。
上の記事のように本当に菅総理が自民総裁選で再選を果たすと、議席数が激減して下野してしまう可能性は捨てきれません。
【2021自民総裁選】世間の声を拾ってみた!
本当に9月に衆院を解散して自民党総裁選を後に実施するなら菅首相は大きな賭けに出たな。
党役員人事が楽しみすぎる。— 格闘道場 – FIGHTING DOJO – (@FightingDojo) August 31, 2021
派閥?
そんなの国民に関係ありますか?
身内で選挙して国民が選んだ事になりますか?
国民投票にしては?#深層NEWS #岸田文雄 #総裁選 #自民党総裁選 #自民党は利権と汚職と税金泥棒 pic.twitter.com/DYN5rCdsH2— sg.0115 (@akamimi_zz) August 31, 2021
まぁ別に自民党総裁選とかどうでもいいのだが、「新型コロナ対策が最優先」というのはどこにいったんですか。
任期満了での選挙でいいじゃん。https://t.co/eiMSWqTl5H— すいせん (@suisen29) August 31, 2021
世間からは、今回の自民総裁選に対して厳しい声が上がっていますね。
確かに我々、国民にとっては派閥など全く関係なく、最優先はコロナ禍を1日も早く終息させ日常を取り戻すことです!
臨時国会も召集せず、自分達の保身ばかり気にして右往左往する国会議員の姿は、あわれで本当に見ていられないですね。
国難とも言えるこの時期にコロナ対策を棚上げし、国民に真摯に向き合おうとしない姿勢がこのまま続けば、本当に自民党は議席数を70も減らし、下野することに繋がりかねません。
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