
日本を代表する劇作家・別役実さんが82歳で亡くなっていたことが公表され、大きな悲しみが広がっています。
日本語による不条理劇を確立した第一人者であり、尼崎県立ピッコロ劇団の代表も務められていました。
別役実さんの死因は一体、何だったのでしょうか?
また、華麗なる経歴や残された妻や子供についても調べてみました。
◆名前:別役 実(べつやく みのる)
◆生年月日:1937年4月6日(2020年3月3日 82歳没)
◆星座:おひつじ座
◆出生地:満州国新京特別市(現中華人民共和国長春市)
◆職業:劇作家、童話作家、随筆家
◆学歴:早稲田大学中退
別役実さんは満州国で生まれ、終戦と共に日本に引き揚げて来ました。
高校卒業後、喫茶店のウエイターなどをしながら浪人生活を送り、早稲田大学政治経済学部に入学しましたが母子家庭だったこともあり経済的理由で中退したのです。
大学中退後は、土建業のサラリーマンとして働きながら喫茶店で作品を書き続けました。
そして、1968年に「マッチ売りの少女/赤い鳥の居る風景」で第13回岸田國士戯曲賞を受賞しています。

2003年から2009年3月まで兵庫県にあるピッコロシアターに併設された兵庫県立ピッコロ劇団の代表を務めていました。

また、2013年には芸術院会員に選出されています。
主な作品や受賞歴
■戯曲
●象
●マッチ売りの少女
●不思議の国のアリス
●天才バカボンのパパなのだ
●さらだ殺人事件
戯曲数は130本を超え、最も作品が上演される劇作家と呼ばれていました。
■著書
●淋しいおさかな
●空中ブランコ乗りのキキ
●恐竜の飼いかた教えます
●ベネットと「いじめ」 ドラマツルギーの現在

■受賞歴
●1968年 岸田國士戯曲賞 「マッチ売りの少女/赤い鳥の居る風景」
●1988年 芸術選奨文部大臣賞
●2007年 紀伊国屋演劇賞
●2008年 朝日賞・鶴屋南北戯曲賞 「やってきたゴトー」
別役実の死因は何?
別役実さんは、肺炎が原因で亡くなられました。
時期的にコロナウイルスが原因かと思われましたが、真相は違うようです。
別役実さんの死因は肺炎と公表されていますが、晩年はパーキンソン病を患い入退院を繰り返していました。
パーキンソン病は脳の神経伝達物質であるドーパミンが減ることによって起こる難病で、手足が震える症状が特徴です。
パーキンソン病を患った有名人としては元ボクシングヘビー級王者のモハメド・アリさんがよく知られています。
その他には・・・
俳優のマイケル・J・フォックスさん
芸術家の岡本太郎さん
俳優の永六輔さん
俳優の高島忠夫さん
などもパーキンソン病歴があると言われているのです。
別役実の妻や子供の現在は?
別役実さんは女優の楠侑子さんと結婚しました。

◆名前:楠 侑子(くすのき ゆうこ)
◆本名:別役 侑子(べつやく ゆうこ)
◆生年月日:1933年1月1日 87歳(2020年3月現在)
◆出身地:東京都台東区
◆身長148cm
◆職業:女優、声優
俳優座養成所の3期生になり1953年に映画「ひめゆりの塔」で女優デビューしました。
1978年、かたつむりの会を結成し、東京・渋谷の小劇場「ジャン・ジャン」で毎年6月に男優1人を招いて別役作品を上映していましたが、「ジャン・ジャン」閉鎖後は目立った活動はしていない状況です。
また、別役実さんと楠侑子さんの間には一人娘がいます。

◆名前:べつやくれい
◆本名:林 怜(はやし れい)
◆年齢:1971年生まれの48歳(2020年3月現在)
◆職業:イラストレーター、絵本作家
女子美術大学芸術学部を卒業後、現在はフリーのイラストレーター、絵本作家として活躍しています。
現在、「月刊アスキー」にて「サラリーマンみいらくん」を絶賛連載中です。
ツイッターの声
別役実さん。脚本を手掛けられた映画「銀河鉄道の夜」や童話集「山猫理髪店」が大好きでした。すこし仄暗さのあるファンタジー。わたしの作る世界観も別役実さん作品からたくさん影響を頂きました。ご冥福をお祈りします。 pic.twitter.com/obJVlCJUg0
— ひなたかほり|Kaori Hinata (@hinatique) March 10, 2020
別役実さん 亡くなられたのですね😭
心より御冥福をお祈りいたします🙏「象」広島の原爆を扱った不条理劇
大杉漣さんと吾郎さんでもう一度観たかった!残念です‼︎ pic.twitter.com/IjpukINQnM— kikusen.g (@GKikusen) March 10, 2020
別役実さんが亡くなったのですね。昔、三一書房から出ていた『淋しいおさかな』『星の街ものがたり』などの儚い夢幻とシニカルさの同居した童話集が好きでした。中でも、教科書にも収められたことのある『空中ブランコ乗りのキキ』も収録されていた『黒い郵便船』は大切な一冊です。合掌。
— shigeyuki (@shigekujira) March 10, 2020
数多くの名作を残された別役さん、皆さんの思い出の作品も様々ですね。
まとめ
日本を代表する劇作家・別役実さんが82歳で亡くなっていたことが公表され、ファンを中心に大きな悲しみが広がっています。
日本語による不条理劇を確立した第一人者で戯曲数は130本を超え、最も作品が上演される劇作家と呼ばれていました。
別役実さんは亡くなっても、数々の名作は読者の心の中でずっと生き続けていくことでしょう。