文学座のベテラン俳優・金内喜久夫さんが87歳で亡くなられ、悲しみの輪が広がっています。
NHK大河ドラマ「徳川慶喜」や「渡る世間は鬼ばかり」などの番組に出演した名脇役でした。
金内喜久夫さんの病歴や死因は何だったのでしょうか?
また、「サザエさん」のイクラちゃんの声などを担当する妻で声優の桂玲子さんについても調べてみました。
金内喜久夫さんの華麗なる経歴
◆名前:金内 喜久夫(かねうち きくお)
◆生年月日:1933年1月29日
◆没年月日:2020年4月28日(87歳没)
◆出身地:福岡県
◆身長:170cm
◆職業:俳優、声優
◆所属劇団:文学座
金内喜久夫さんは1963年に文学座研究所へ入所し、1967年に座員に昇格しました。
1965年文学座本公演「花咲くチェリー」が初舞台となります。
●1975年 十三夜会奨励賞(五番町夕霧桜)
●1985年 十三夜会助演賞(黄昏のメルヘン)
●2003年 紀伊国屋演劇賞 個人賞(舞台は夢~イリュージョン・コミック~)
金内喜久夫さんの死因や病歴は?
金内喜久夫さんの病歴や死因は一体、何だったのでしょうか?
金内喜久夫さんは以前から糖尿病の持病があり、2018年の秋にがんが発覚しています。
当時は舞台で全国を巡業している最中で、改めて2019年の春に診察を受けた所、医師から余命半年を宣告されていたのです。
その後も役者魂を燃やし舞台に立ち続けましが、2020年に入ってから入退院を繰り返し、がんで87歳の生涯を終えられました。
妻・桂玲子はイクラちゃんの声優だった!
金内喜久夫さんは、同じ福岡県出身の声優・桂玲子さんと結婚しています。
桂 玲子(かつら れいこ)

◆本名:金内 玲子(かねうち れいこ)
◆生年月日:1940年2月8日 80歳(2020年4月現在)
◆出身地:福岡県福岡市
◆血液型:A型
◆身長:154cm
◆体重:44kg
◆事務所:東京俳優生活協同組合
◆職業:声優
◆特技:日舞
桂玲子さんは九州女子高等学校卒業後、1958年に九州朝日放送放送劇団に入団しました。
その後、文学座研究所を経て1964年から東京俳優生活協同組合に所属しています。
なんと、桂玲子さんは国民的アニメ「サザエさん」の磯野イクラの声を担当していたのです。

また、その他にも有名アニメの声優を数多く演じていました。
■テレビアニメ
●巨人の星(左門みち)
●魔法使いサリー(カンナ)
●アタックNo.1(デコ)
●タイガーマスク(高岡洋子)
●新オバケのQ太郎(Q次郎)
●マジンガーZ(鬼頭鮎子)
●一休さん(さよちゃん)
●母をたずねて三千里(ペドロ)
●ヤッターマン(オモッチャマ)
●Dr.スランプ アラレちゃん(チビルくん)
どれも、キャラクターの声が頭に浮かんでくるものばかりですね。
ツイッターの声
金内喜久夫さんが亡くなってしまった。30年以上前、森光子さん主演の恋風という舞台で共演した時から意気投合して、金内さん主演の舞台を二本書かせていただいた。今後もまた一緒にやろうと約束したばかり。先月電話で、ピサロに出演の文学座の外山さんと亀田さんの演技を褒めたら大喜びで笑ってた。
— 渡辺えり(おふぃす300) (@office300stage) April 29, 2020
#金内喜久夫
4月28日に87歳で逝去。俳優、1963年に文学座研究所へ入所、多くの舞台で活躍。映画「復讐するは我にあり』(1979年)や大河ドラマ『徳川慶喜』などに出演。映画『ベン・ハー』などで声優としても活躍、夫人は声優の桂玲子さん。マイベストは大河ドラマ『風と雲と虹と』の狩りの民人役。 pic.twitter.com/EsMeA13M1w— マヤの暦・人生の自由研究 (@syowa40stvdrama) April 29, 2020
金内喜久夫さん、十年近く前に観た舞台で主演を務めてらした。最後のシーンが泣いちゃうぐらい格好良かったのを鮮明に思い出しました。
ご冥福をお祈りいたします。— 山田奈津子 (@natsu_EarlGrey) April 29, 2020
女優の渡辺えりさんも悲しみのツイートをしています・・・
まとめ
文学座のベテラン俳優・金内喜久夫さんが87歳でがんのため亡くなられました。
2月13日に大腸がんで亡くなった坂口芳貞さんに続き、文学座はまた偉大な俳優を失ったことになります。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。