
総務省は次世代通信規格「5G」に必要な電波をNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクと10月に新規参入する楽天モバイルのキャリア4社に対して割り当てる事を決めました。
9月以降に一部で試験的に運用した上で、2020年春ごろから順次、商用サービスを始める予定です。
以前、菅官房長官が「携帯電話料金は4割下げられる余地がある」と発言して大きな話題になりましたが、5G通信の料金プランはいくらになるのでしょうか?
携帯各社の予定と4Gと5Gの違いについても調べてみました。
4Gと5Gの違いが凄すぎる!
4Gと5Gの性能比較表
4G(LTE) | 5G | 4Gと5Gの差 | |
実行通信速度 | 毎秒数メガ~数十メガビット | 体感毎秒数百メガ~1ギガビット | 100倍 |
通信容量 | スマホの2K動画配信向け | スマホの4K動画配信向け | 1000倍 |
遅延時間 | TV会議、オンラインゲーム向け | 自動運転や遠隔手術が可能 | 10分の1 |
分かりやすく説明すると通信速度が100倍になる為、2時間の映画のダウンロードに5分程度かかっていたのが、3秒で済むようになるのです。
またスマホと基地局の通信時間が10分の1になることで車の自動運転が可能になります。
5G通信の料金プランはいくらになる?
通信速度が100倍になるのはとても嬉しいですが、料金プランは今より高くなるのでしょうか?
とても気になる携帯各社の予定を調べてみました。
NTTドコモは現在、個人向けには6,000円で10ギガバイトのプランを提供していますが、100ギガバイトのプランを同じ6,000円程度にすると言われています。
吉沢社長は「速度が10倍なら料金を10分の1、速度が20倍なら20分の1にできるような通信ネットワークの技術を高め、コストを削減しなければいけない」と発言しました。
またNTTドコモは、合計10枠ある周波数割り当ての内、3枠を確保しているので他社よりもメッリトが大きくなっています。
KDDI(au)からはまだ具体的な金額の話は出ていませんが、「データ量を気にせず5Gコンテンツを楽しめるプラン」無制限プランを検討しているようです。
NTTドコモ同様、合計10枠ある周波数割り当ての内、3枠を確保している為、無制限プランに前向きな様子が伺えます。
ソフトバンクは「4G料金を一つの基準として利便性の高いプラン」を提示する方針のようです。
現在、50GBまでの定額制データ通信プラン「ウルトラギガモンスター+(プラス)」を月額5,980円(税抜)で提供していますので、NTTドコモ同様、100ギカバイトで6,000程度を考えているかもしれません。
ソフトバンクは周波数割り当てが2枠しかないので、以前のような繋がりにくさが発生する可能性がありますね。
楽天モバイルは10月から新規参入する為、「他社の4Gより安い価格」を打ち出してシェア拡大を図ると言われています。
ソフトバンク同様、周波数割り当てが2枠しかないのがネックです。
一足早く、お隣韓国では韓国KTが今月から5Gを開始していますが、月8,000円でデータ通信「完全無制限」のプランを採用しています。
日本の携帯シェアNO.1のNTTドコモの動向を見ても「100ギガバイト6,000円~無制限8,000円前後の価格」に落ち着いてくるものと予想されます。

ツイッターの反応
【狩野英孝も驚愕!】
5G×VRの凄さを先行体験💫#狩野英孝 #5G #PRhttps://t.co/5ZcRFH8nd1 pic.twitter.com/pOMsiA8pTX— 新R25編集部 (@shin_R25) 2019年4月11日
【5Gによって変わる世の中】
・通信速度100倍
・2時間の映画の読み込み3秒
・自動運転の精度が格段に向上
・医療、建築の現場で遠隔操作
・同時接続しても繋がりやすい
・工場の自動化とんでもない未来がすぐそこまで来てます#5G
— ドンキー (@donkey_indoor) 2019年4月11日
米国企業5G関連銘柄✨#資産形成 #5G #投資家 pic.twitter.com/nNyQwO2fUN
— こうじ🇺🇸筋トレ大家 (@ko_ji11) 2019年4月11日
5G×VRで野球を見たら迫力あるプレーが目の前で繰り広げられて凄いでしょうね。
また、5G基地局を始め、莫大な設備投資が必要になる為、関連株式も活発になっているようです。
まとめ
アメリカと中国が主導権を争う為、お互いに貿易戦争を仕掛ける程、5G通信はとても大きなマーケットです。
自動車・重機・農機の自動運転、遠隔手術、VR疑似体験など今までの生活を次々に一変させていくことでしょう。
5G通信の幕開けが楽しみで待ち遠しいですね。