本田紗来(ほんだ さら 11歳)選手が「フィギュアスケート・チャレンジカップ」アドバンスド・ノービス女子の部でSP、フリー合計124.07点をマークし、国際大会初優勝を飾りました。2位になんと20点差以上つける圧勝での快挙です。
姉の本田真凛(まりん 17歳)選手 ・望結(みゆ 14歳)選手と比べてスケートの実力はどうなんでしょうか?
国際大会で優勝するという事は、とても優秀なコーチに教わっているのでしょうか?また親のフィギュアスケート経験などについても調べてみました。
本田紗来選手のスケート実力は?
フィギアスケートは年齢によりノービス、ジュニア、シニアクラスがあり、フィギアスケートのシーズン開幕日前日の6月30日時点でクラスが分かれます。
●ノービスB:9歳と10歳
●ノービスA:11歳と12歳
●ジュニア:13歳以上18歳以下
●シニア:15歳以上
本田紗来選手は現在11歳ですからノービス時代の3姉妹の戦績を比べてみましょう。
9歳時 | 10歳時 | 11歳時 | |||||||
名前 | 紗来 | 望結 | 真凛 | 紗来 | 望結 | 真凛 | 紗来 | 望結 | 真凛 |
近畿選手権 | 1位 | 4位 | 1位 | 1位 | 2位 | 1位 | 1位 | 4位 | 1位 |
全日本NB | 4位 | 8位 | 2位 | 1位 | 25位 | 1位 | 2位 | 11位 | 3位 |
他の出場選手との兼ね合いもあると思いますが、本田紗来選手は3年連続近畿選手権優勝、全日本ノービス選手権でも10歳の時に優勝を飾り、3姉妹の中でも優秀な戦績を収めています。
長女の本田真凛選手が国際大会初優勝を飾ったのが2016年 14歳の時の世界ジュニアフィギュア選手権ですから、若干11歳で世界を制した本田紗来選手の今後の活躍がとても楽しみです。
本田紗来選手は特にジャンプに定評があり、ダブルアクセルからの3回転トーループの連続ジャンプが得意です。トリノ五輪男子シングルス金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)からも「コーチの言うことを聞いてこのまま練習を続ければ、五輪でメダルを取れると思う」と太鼓判を押されています。

本田紗来のコーチは誰なの?
本田紗来選手のコーチは浜田美栄さんです。
浜田コーチは京都出身の59歳。元々、フィギュアスケーターで全日本選手権に6回も出場しています。同志社大学卒業と共に引退し、コーチへ転身しました。
現在、京都醍醐FSCと関西大学アイスアリーナでコーチを務めています。教え子には2018年のグランプリファイナル、2019年の四大陸選手権を制した紀平梨花選手、2016年の四大陸選手権優勝の宮原和子選手、2016年の世界ジュニア選手権覇者の本田真凛選手など、そうそうたる一流選手がいます。
浜田コーチは指導歴30年以上の大ベテランですが、厳しい練習を課すことで有名です。指導した教え子が怪我をする「クラッシャー」という悪名が付いている程です。
浜田コーチは「これ以上できないというくらい練習して、身体に覚え込ませておかないと、いざ本番で緊張してしまうと力は発揮できないもの」という考えの元、選手を指導しているそうですが世界を制するためにはこの位、厳しくないとダメなのかもしれませんね。
将来有望な本田紗来選手が怪我をしないことを祈ります。

本田紗来の両親も元選手なの?
本田家はなんと7人家族なんです。
父親:竜一さん
母親:真紀さん
長女:真帆さん
長男:太一さん
次女:真凛さん
三女:望結さん
四女:紗来さん
本田家は長女の真帆さん以外4兄弟がフィギアスケートをやっているフィギアスケート一家です。一部では父親の竜一さんは元フィギアスケート選手という噂がありますが、よく調べてみると最初に長男の太一さんがフィギアスケートを始め、ついでに父親の竜一さんも一緒に習ったというのが本当のようです。
父親の竜一さんは京都での試合に出場した経験がありますが、本格的にフィギアスケートをしていた訳ではなく、母親の真紀さんもフィギアスケート経験が全くありません。そんなご両親から世界チャンピオンが2人も出るなんて、きっとご両親のスポーツ神経は万能なんでしょうね。
フィギアスケートを競技として続ける為には練習費用、コーチ費用、衣装代、スケート靴代、遠征費など1人当たり毎月20~30万かかるそうですが、子供4人が本格的に競技として取り組んでいる本田家は年間数百万の費用が要ると思われます。
「父親の竜一さんはきっと会社経営者なんだろう」と思って調べてみましたが、不動産関係のサラリーマンでした。3姉妹が芸能活動をしているのでその収入もあると思いますが、子供さんなのでそんなにギャラは高くないでしょう。
また、母親の真紀さんは専業主婦ですから本田家は、何か資産を所有している資産家なのかもしれませんね。

まとめ
今回、「フィギュアスケート・チャレンジカップ」アドバンスド・ノービス女子の部で国際大会初優勝を飾った本田紗来選手ですが、今までの戦績や浜田コーチの教え子の経歴を見ると、ロシアの皇帝 エフゲニー・プルシェンコが言っているように「コーチの言うことを聞いてこのまま練習を続ければ、五輪でメダルを取れる」と思います。
このままジュニア、そしてシニアへと全力で駆け上がっていくことでしょう。
ハーフ顔と言われる程かわいい本田紗来選手は、芸能界から今後もオファーが続くでしょうが、フィギアスケートと芸能活動の二刀流をうまくこなし、五輪でメダルを獲得して欲しいですね。