バスケットのフォワードのポジションにはスモールフォワードとパワーフォワードがあります。アウトサイドのプレーが多くガードに近いポジションがスモールフォワードで、得点する事を中心としておりオールラウンドのスキルが求められます。一方、インサイドのプレーが多くセンターに近いポジションがパワーフォワードで、背が高く体格の良い選手が主に努めます。
共に試合では活躍の多い花形ポジションで、得点力の高いチームのエースが努めるケースが多いです。それでは各々、役割を見ていきましょう。
~スモールフォワード~
3番と言われるポジションで、チーム内のエースと言われる選手が一番多い花形の点取屋です。ポジションはゴールから45度のミドルポジションで、カットイン、3ポイントシュート等、高いシュート力が要求されます。又、ゲームメイクに必要なドリブル、パスのスキルも問われるオールラウンダーです。
~スモールフォワードの役割~
①ディフェンス時、味方がリバウンドを取ったらすぐ速攻の先頭を走りレイアップシュートを決める
②アウトサイドからミートと同時にシュートを決める(ディフェンスが中に寄っている場合は3ポイント)
③ディフェンスが外に広がってきたら1対1からのカットイン
④自分が切れ込む事でおとりになり、フリーの選手にラストパスを送る
⑤ゴール下の密集地に切り込み、オフェンス・デフィフェンスリバウンドに積極的に参加する
~パワーフォワード~
4番と言われるポジションで、リング下の制限区域内の外側でのインサイドが主な持ち場です。スモールフォワードよりパワー寄りでセンターと共にリバウンドに入る為、ジャンプ力が必要になります。また当たり負けせずポジション取りをする事がとても重要です。

~パワーフォワードの役割~
①ガードが中に入れたボールを1対1で仕掛けてパワーでリングに押し込む
②ブロックアウトを活用してリバウンドをもぎ取る(リバウンドを制する者がゲームを制する)
③ポイントガードからのパスをシューティングガードやスモールフォワードに正確に繋ぎ、ノーマークシュートを演出する
④スモールフォワードにスクリーンを掛け、即シュートが打てるチャンスを作る
⑤マッチアップしたパワーフォワードをディフェンスで抑え相手チームの得点源を奪っていく
~フォワードに向いているタイプ~
①ゴール付近から3ポイントまで幅広いエリアでシュートを決めれる選手
②スクリーンで身体を張れるフィジカル(体幹)の強い選手
③リバウンドを奪い取れる高さとジャンプ力を兼ね備えた選手
~まとめ~
フォワードは確実な得点源として役割が期待されている重要なポジションです。特にパワーフォワードはゴール下へのドリブルによる押し込みだけでなく、フックシュート、ミドルシュートも打てると攻撃の幅が広がり、また周りの選手を一層活かす事が出来ようになる為、得意なシュートパターンを増やす事がポイントです。
フォワードはオールラウンダーで華のあるチームのエース(大黒柱)です。フォワードの活躍次第で勝負が決する為、高度なドリブル、パス、シュート技術が求められますが、それ以上にやりがいのあるポジションです。果敢に挑戦していきましょう。