バスケットボールは他のスポーツに比べてコートが狭くフィジカルコンタクトが激しい為、筋力トレーニングは必要不可欠です。身体の大きい相手に力負けしない為にも体幹強化が必須となります。
体幹トレーニングをする事は、最近のスポーツの世界では常識となっており、空中での接触や平面での激しい動きを伴うバスケットでも当然取り組まなければなりません。インナーマッスルを鍛える事であらゆる動作においてもブレにくくなり、シュート、パスの成功確率が上がります。そして疲労しにくい身体作りを行う事が出来るのです。
それではポジション毎の体幹トレーニングのメリットを見ていきましょう。
◆ガード
ガードの強みであるドライブに強さと速さを手に入れる事が出来、ボールキープ力、得点力アップが見込める
◆フォワード
身体の軸がぶれにくくなる為、外からのジャンプシュートの成功確率が高まる
◆センター
空中姿勢が安定する事で身体のぶつかり合いに強くなり、リバウンド数が増加する
~基本の体幹トレーニング~
①フロントブリッジ

インナーマッスルを鍛えられる筋力トレーニングで体幹トレーニングの中でも代表的なトレーニング種目の一つです。回数よりも質にこだわりましょう。
◆フォーム
1.床にうつ伏せになる状態で寝る
2.腕を肩幅分に広げて軽く上体を起こす
3.腕の角度は90度を保つ
4.足はつま先で軽く上体を起こす
5.足から首筋まで身体が一直線になるようにする
◆メニュー
1.セットポジションをしっかり構える
2.最初の1セットは30秒セットポジションを常にキープする
3.30秒休憩
1~3を3回繰り返す
②バックブリッジ
背中やお尻、太ももの裏を鍛える体幹トレーニングです
◆フォーム
1.床に仰向けになり脚を肩幅に開いて両膝を立てる(首はしっかり床につける)
2.骨盤を持ち上げるようにお尻を上げる(首から膝までが一直線になるようにしっかり軸を作る)
3.上げきった所で3秒静止
4.お尻を下げる時は床にくっつかない所で止める
1~4を10回×3セット繰り返す
◆ポイント
1.セット時にしっかり力を入れ脚の力ではなく腰から浮かせる
2.腰を浮かせながら息を吐き戻す時に息を吸う
3.深い呼吸を心掛ける
~まとめ~
バスケットボールは接触プレイの多いスポーツで、シュート時だけでなくドリブルをしている際にも相手から激しいファウルを受ける事があります。体幹がしっかりしていれば例えファウルを受けても最後までシュート体勢を崩さずバスケットカウントに繋げる事ができます。毎日の練習に体幹トレーニングを取り入れ、しっかりした身体作りをしていきましょう。